XMASS実験装置の改修

2013年9月11日

XMASS実験は、液体キセノンを用いたダークマターの探索実験です。ダークマターの存在は銀河の運動等の観測により予想されていますが、物質との反応が、非常に小さい為、未だにその正体を解き明かすことができていません。ダークマターを捕えるには低放射線バックブランドのとてもクリーンな検出器が必要です。XMASS実験装置の建設に当たっては、すべての材料のバックグランドが、実験に支障の無いように素材選びに知恵が絞られました。   

 

XMASS実験は2010年から試運転をおこないましたが、その結果、検出器を構成する素材が予想外に多くのバックグランドを含んでいることが判明しました。現在、そのバックグランドを減らし、今年11月の再運転を目指すため、XMASS検出器の改修に全力を尽くしています。

 

 

 

 

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