新着情報 WHAT’S NEW

  • 2022年9月14日

    【論文紹介】キセノン136の「ニュートリノを放出しない4重ベータ崩壊事象」の探索

    ニュートリノがマヨラナでない場合、キセノン136原子核が「ニュートリノを放出しない4重ベータ崩壊事象」をする可能性があります。本研究では800日分の観測データを用い、光電子増倍管などから来るガンマ線の影響を低減するために検出器中心から半径30 cm内に含まれる29 kgの136Xeを用いた0ν4β崩壊探索を行いました。

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  • 2021年1月20日

    【論文紹介】太陽ニュートリノによる「エキゾチックな」相互作用の探索

    もしニュートリノが標準理論で予想されていない性質を持つ場合、あるいは「ダークフォトン」とよばれる未知の素粒子が存在する場合、観測される太陽ニュートリノの信号に影響が出ると考えられます。そのような現象が発見されれば、標準理論を超えた新たな物理の扉を開くことになります。

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  • 2020年8月18日

    【論文紹介】季節変動によるsub-GeVダークマターの探索

    ダークマターの最も有力な候補はWeakly Interacting Massive Particles (WIMPs)と呼ばれる、電荷を持たず、通常の物質とほとんど反応しない粒子です。このWIMPsは10-1000 GeV/c2程度の質量を持つと予測されてきました。その発見ために世界中の研究者が探索を行ってきています。たとえばXMASS検出器のキセノン原子核に衝突した際に原子核が跳ね飛ばされ、その反跳エネルギーを捕らえることでWIMPを捉えようとしたのです。しかしながら未だにみんなが認めるWIMP発見の報告はなされていません。

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  • 2019年7月13日

    【論文紹介】中性子を用いたキセノン原子核散乱の発光時定数の測定

    ダークマターの有力な候補の一つにWIMPsと呼ばれる、プラスやマイナスといった電荷を持たず、通常の物質とほとんど反応しない粒子が考えられています。このWIMPsはXMASS実験で用いている液体キセノンのキセノン原子核とまれにぶつかり、発光すると考えられます。このように原子核とぶつかる反応を原子核散乱と呼んでいます。

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  • 2019年6月14日

    【論文紹介】ダークマターの非弾性散乱の探索

    ダークマターの非弾性散乱とは、ダークマターがキセノン原子核を跳ね飛ばして速度を与えるだけではなく、原子核のエネルギーを高い状態(励起状態)にする現象のことを云います。励起状態の原子核はガンマ線を放出して元の状態に戻ります。

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  • 2019年5月15日

    【論文紹介】XMASS-I検出器のための低放射能光電子増倍管開発

    暗黒物質からの信号の探索方法は、暗黒物質以外のものからの信号を可能な限り減らし、そこに見えてくる信号を探すというやり方です。低い頻度の信号を観測できることが重要で、どこまで低い頻度まで観測を行うことができるかが観測の感度を決定することになります。

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  • 2019年4月24日

    【論文紹介】暗黒物質候補 Axion-like particles および Hidden photon の探索

    現在の素粒子物理学の標準理論はまだ完成していないと考えられており、それを拡張する様々な理論が提唱されています。それら理論の多くで、Axion-like particles (ALPs)や暗黒光子 Hidden Photon (HP)等の新粒子が予言されています。

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  • 2019年3月7日

    【論文紹介】二重電子捕獲の探索

    二重電子捕獲とは、たとえばキセノン-124原子核が軌道上の2個の電子を同時に捕獲してテルル-124と2個のニュートリノに変化するような原子核の崩壊過程の一つです。

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  • 2019年2月20日

    XMASS-I 検出器から液体キセノンを回収しました

    2013年の改修作業後、順調に行われてきた暗黒物質探索用データの取得を完了し、本日XMASS-I検出器から液体キセノンを回収しました。

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  • 2019年2月18日

    【論文紹介】季節変動によるダークマター探索

    -私たちは秒速 230km の速さで ダークマターの海の中を駆け抜けている -
    地球は太陽の周りを秒速30kmで周回していますが、それだけでなく、 太陽系自体も銀河の中心の周りを回っています。

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  • 2019年2月18日

    【論文紹介】XMASS-Iによる暗黒物質探索

    XMASSグループでは、XMASS-I検出器によって2013年11月から2016年3月にかけて取得された705.9日分のデータを解析し、暗黒物質の有力候補のひとつである Weakly Interacting Massive Particles (WIMPs)の探索を行いました。

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  • 2017年1月17日

    実験代表者挨拶を更新しました

    新実験代表者に東京大学宇宙線研究所 森山茂栄准教授が就任しました。

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  • 2016年12月12日

    XMASS実験エリアの360度全天球パノラマ画像ができました

    岐阜県飛騨市神岡町の地下1000mにある、ダークマター直接検出を目指す「XMASS(エックスマス)実験」。普段は見られない実験エリアの様子をご覧いただけます。

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  • 2016年11月30日

    XMASS実験エリアを紹介する動画ができました

    岐阜県飛騨市神岡町の地下1000mにある、ダークマター直接検出を目指す「XMASS(エックスマス)実験」。普段は見られない実験エリアの様子をご覧いただけます。

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  • 2016年1月18日

    XMASS公式ホームページ、リニューアルしました

    XMASSホームページのデザインを更新しました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

  • 天文台サイエンスカフェ
    2015年11月13日

    ダークマターについてのサイエンスカフェを行いました

    2015年11月7日(土)富山県富山市古洞の森自然活用村レストランにおいて、富山市天文台との共催によるサイエンスカフェを開催しました。

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  • 2015年9月7日

    季節変動によるダークマター探索結果を発表

    XMASS実験グループは、2013年11月から2015年3月までの1年4ヶ月間のデータを用いて、地球の公転により引き起こされるダークマター信号の季節変動の探索をおこない、その結果を発表しました。

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  • No image
    2015年3月24日

    日本物理学会での発表が行われました

    早稲田大学で開催された日本物理学会第70年次大会で、XMASS実験グループから、研究報告が行われました。

    現在注目しているのは、ダークマターが衝突する現象があるとすれば季節によって衝突の頻度が変わる現象です。これは、ダークマターの海の中を、太陽系が運動し、その周りを地球が公転しているために起こると考えられている現象です。イタリアのDAMAグループではその頻度の変化が見られたと報告されており、世界中の人が興味を持っています。この現象を捉える研究の進捗状況が報告されました。

    他には検出器の性能をより深く知るための校正源の開発状況、発光時定数の評価、バックグラウンドの理解について報告されました。また、次世代検出器に用いられる光電子増倍管の開発状況についても報告されました。

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    2014年9月19日

    XMASS実験により極めて弱く相互作用するボゾンが暗黒物質である可能性を排除

    このたびXMASS実験グループの発表した論文の一つ“Search for Bosonic Superweakly Interacting Massive Dark Matter Particles with the XMASS-I detector”(XMASS-I検出器を用いた極めて弱く相互作用するボゾン型暗黒物質の探索)が、アメリカ物理学会の学術誌Physical Review Letters (PRL)のEditors’ Suggestionに選ばれました。

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  • No image
    2014年6月26日

    XMASS実験装置の改修

    XMASS実験は、液体キセノンを用いたダークマターの探索実験です。ダークマターの存在は銀河の運動等の観測により予想されていますが、物質との反応が非常に小さい為、未だにその正体を解き明かすことができていません。ダークマターを捕えるには低放射線バックグランドのとてもクリーンな検出器が必要です。XMASS実験装置の建設に当たっては、すべての材料のバックグランドが、実験に支障の無いように素材選びに知恵が絞られました。

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