坑内消防訓練を行いました

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2022年9月12日、地下坑内実験施設にて消防訓練を行いました。毎年1回訓練を行って来ましたが、コロナ禍の影響を受け、3年ぶりの実地開催となりました。飛騨市神岡消防署の皆様にお立ち会いいただき、同じ坑内で実験を行う、カムランド実験やCANDLES実験のメンバーも合同で訓練を行いました。

 

訓練ではスーパーカミオカンデからの出火を想定し、火災報知器のアラームが鳴ると、各実験エリアから滞在人数を確認し、酸素ボンベを携帯して車で坑外へ避難しました。外へ避難すると、各エリアの避難者やけが人などの情報を本部へ報告し、全員の避難を確認しました。その後、神岡消防署の方から消火器の使い方の説明を受け、実際に使う練習を行いました。

 

最後に神岡消防署の蒔田署長より、「実際の火災時には、どうしても慌てたり混乱が生じたりするので、今日のような訓練を繰り返し行うことが重要です。照明が消えたり、通信手段が絶たれたりする場合も想定して訓練を行うと良いでしょう。」との講評をいただきました。また、塩澤施設長からは、「まずは火災を出さないこと、そして怪我人などを出さないよう細心の注意を払って日頃の研究活動を行ってください」と参加者へ注意を促しました。

 

今回火元として想定した、スーパーカミオカンデの電子回路室
酸素ボンベを持って人数を確認し、坑外へ避難
避難者数を確認
消火器の練習

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