【開催報告】スーパーカミオカンデ 一般公開2025
イベント
2025年11月1日(土)、スーパーカミオカンデ 一般公開2025を実施しました。本イベントは、主催:東京大学宇宙線研究所、共催:飛騨市・NPO法人宇宙丸ごと創生塾飛騨アカデミー、協力:神岡鉱業株式会社により開催されました。2016年の開始以来、コロナ禍でのオンライン実施を含めてほぼ毎年秋に行われており、今回で9回目となります。
地下施設見学ツアーには、300名定員のところ約6800名のご応募をいただきました。参加者は、飛騨市神岡町コミュニティセンターを出発し、地元ボランティアスタッフの先導で、バスに乗ってスーパーカミオカンデ地下実験エリアへ向かいました。
地下1,000メートルに位置する実験エリアでは、東京大学宇宙線研究所の研究者が、スーパーカミオカンデの研究内容や実験方法、研究目的などについて解説しました。巨大な観測装置を間近に見た参加者からは、「思っていた以上に大きい」「足の下に水槽があるなんてすごい」といった声も聞かれました。自由時間には、研究者との質疑応答や検出機器の見学、写真撮影などを楽しみ、参加者の皆さんには、最先端の研究の現場を間近に感じていただきました。
夜には、神岡町コミュニティセンターにて講演会を開催し、約80名の方にご参加いただきました。スーパーカミオカンデ実験代表者の関谷洋之准教授(東京大学宇宙線研究所)が、「スーパーカミオカンデとハイパーカミオカンデの挑戦」と題して講演を行いました。講演では、初代のカミオカンデから、スーパーカミオカンデ、ハイパーカミオカンデへと続く研究の歴史を振り返り、素粒子と宇宙の理解を深めるために行われてきた観測装置の改良の歩みを紹介しました。また、現在スーパーカミオカンデで目指す超新星背景ニュートリノの検出への挑戦について詳しく説明しました。関谷准教授は、挑戦し続けることが予期せぬ新しい発見につながると述べ、「今後もニュートリノ研究で世界をリードしたい」と力強く語りました。講演後の質疑応答では多くの質問が寄せられ、熱気あふれる講演会となりました。




