【開催報告】ひらめき☆ときめきサイエンス スーパーカミオカンデ一日体験

イベント

日本学術振興会のプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス」を2025年3月28日(金)に開催し、中高生24名が神岡宇宙素粒子研究施設で最先端の研究に触れました。

午前は、中畑雅行教授より施設や素粒子研究の概要紹介に続き、池田一得助教がスーパーカミオカンデの仕組みや、超新星爆発などをクイズを交えて分かりやすく講義しました。その後、参加者は一人ずつ霧箱を組み立て、α線など目に見えない粒子を観察。現れては消える様々な軌跡に目を凝らし、講師や大学院生に自ら気付いたことを伝える場面も見られました。

午後は、地下1000mにあるスーパーカミオカンデ実験施設を見学。池田助教が検出器やガドリニウムをスーパーカミオカンデの純水に導入する装置の仕組みを解説しました。見学後はおやつを囲んでの質問タイム。多くの質問が飛び交い、研究者や大学院生が一つ一つ丁寧に答えました。休憩中にも気軽な会話が続き、参加者には研究者の日常を体験してもらえたのではないかと思います。

 

霧箱で粒子の軌跡を観察

 

スーパーカミオカンデ実験施設の見学で説明を行う池田助教(右)

 

質問に答える中畑教授(右)

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