ハイパーカミオカンデ計画の進捗評価の実施について
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2020年のハイパーカミオカンデ計画開始以来初めてとなる、文部科学省による進捗評価が実施され、2024年8月に報告書が公開されました。
ハイパーカミオカンデ計画は、文部科学省の「大規模学術フロンティア促進事業」において推進される学術研究の大型プロジェクトです。プロジェクトの推進にあたっては、「年次計画」に基づき、適切な時期に、プロジェクトの進捗状況や今後の運用体制を含む実施体制を確認し、計画変更等の要否および今後のプロジェクト推進に当たっての留意点などを明らかにするため、「進捗評価」を行うことと定められています。
進捗評価では、実施主体となる東京大学宇宙線研究所と高エネルギー加速器研究機構が中心となり、ハイパーカミオカンデ検出器の建設およびJ-PARC加速器施設のアップグレード、前置検出器のアップグレードにおけるこれまでの進捗が報告されました。
公開された報告書では、建設が着実に進捗してきたことが認められました。またハイパーカミオカンデ計画が極めて学術的意義の高いプロジェクトであり、引き続き2027年度の実験開始実現に向け着実に推進すべき、とされました。また推進に当たっての留意点として、経費の効率化と財源の多様化、若手人材の育成と多様化の推進、情報発信の強化が挙げられました。
今後もハイパーカミオカンデ計画を着実に進めてまいります。
リンク
大型研究計画に関する評価について(報告)「大型先端検出器による核子崩壊・ニュートリノ振動実験(ハイパーカミオカンデ計画の推進)」について(文部科学省ホームページ)