フランス国立原子核物理学・素粒子物理学研究所の所長らがハイパーカミオカンデ建設現場を視察
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2023年5月7日、フランス国立原子核物理学・素粒子物理学研究所(IN2P3)のReynald Pain所長、Laurent Vacavant副所長、Ursula Bassler副所長、フランス国立科学研究センター(CNRS)東京事務所のJacques Maleval代表、 ハイパーカミオカンデ共同研究者IN2P3 PI であるBenjamin Quilain博士が岐阜県飛騨市神岡町のハイパーカミオカンデ建設現場を視察しました。一行は、2027年実験開始に向けて掘削が進む、ハイパーカミオカンデ検出器が設置される大空洞や純水製造装置のための空洞などを訪れ、弊施設の塩澤真人施設長と浅岡陽一特任准教授による建設の現状と今後の予定などの説明を受けました。
続いてChristophe Bronner特任助教、Guillaume Pronost 助教(ILANCE)、田代拓也特任助教らからハイパーカミオカンデで使用する光センサーの性能評価テストの状況を紹介されました。また、ひだ宇宙科学館 カミオカラボを訪問し、スタッフから説明を受けながらスーパーカミオカンデやニュートリノに関する展示を見学しました。
翌日には千葉県柏市の東京大学宇宙線研究所を訪問し、中畑雅行所長、梶田隆章教授、塩澤真人施設長、早戸良成准教授、平出克樹特任准教授との会合を行ないました。IN2P3側から活動状況の報告があり、引き続き実験推進のために協力していくことが確認されました。


