柏キャンパスサイエンスキャンプを開催
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「柏キャンパスサイエンスキャンプ」は、東京大学前期課程(1-2年生)を対象とし、柏キャンパスの先端研究部局で体験学習をするプログラムで、神岡宇宙素粒子研究施設では2月21-24日4名の学生さんが神岡に滞在し、研究を体験しました。
初日は、重力波観測実験KAGRAで実習を行う学生さんと共に、地下坑内の実験施設を見学しました。二日目は地上の研究施設で実験に関する説明を聞いた後、地下坑内の実験室で実験開始です。実験は、ハイパーカミオカンデ用光電子増倍管が出力する信号を測定し、その特性を調べるという内容です。参加者の学生さんは、早戸良成准教授と大学院生の指導の元、光電子増倍管や光源をセッティングし、信号データを取得しました。三日目は取得したデータの解析を行うとともに、スーパーカミオカンデのシミュレーションデータを用いて、観測データがどのような粒子によって引き起こされたのかを調べるソフトウェアを一から開発し、発表資料にまとめました。
最終日は、柏キャンパスとテレビ会議でつなぎ、宇宙線研究所の他のグループと成果発表会を行いました。どのグループも四日間の研究の成果を堂々と発表し、活発な質疑応答が交わされました。



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