総合研究棟での消防訓練
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2022年12月7日、神岡総合研究棟にて消防訓練を行いました。総合研究棟2Fの実験室から出火した想定で避難ベルが押され、神岡宇宙素粒子研究施設や重力波観測研究施設の研究者、職員、学生およそ30名が外の駐車場に避難しました。神岡総合研究棟が新設されてから消防訓練を行うのは初めてのことになります。お立ち会いいただいた飛騨市神岡消防署の松下予防消防課長からは、「火災が起きると煙で周りが見えなくなるので、防火扉からどのように逃げるのか、実際に体験して把握し、本日不在の方にも伝えておいてください。人命第一に考え、物を取りに戻らないように。」とのアドバイスをいただきました。


消火栓の使用方法の動画を見た後、飛騨市神岡消防署及び丸新消防(株)のご協力もいただき、実際に総合研究棟の中にある消火栓の取り扱いの体験を行いました。

さらに、茂住地域の住民の方約20名も加わり、宿泊棟前に設置されている屋外消火栓の放水訓練も行いました。飛騨市消防団の方々に教えていただきながら、ホースのつなげ方、水の出し方などを体験しました。研究者や大学院生が積極的に体験に参加し、防災意識を高めるとともに、多くの時間を過ごす研究所の防災設備を改めて確認する良い機会となりました。


一連の訓練の最後に、宇宙線研究所神岡地区担当 池田課長と東茂住区長の杉崎さんから挨拶がありました。