カナダ・ヴィクトリア大学と高エネルギー加速器研究機構が覚書を締結 ハイパーカミオカンデ実験

2027年の実験開始を目指すハイパーカミオカンデ実験について、カナダ・ヴィクトリア大学と高エネルギー加速器研究機構(KEK)がこのほど、中間水チェレンコフ検出器の建設についての覚書を締結しました。2021年にカナダ側で中間水チェレンコフ検出器の建設にかかる予算がカナダイノベーション財団により措置されたことを受けて、覚書にはカナダ側が光検出器(マルチPMT モジュール)や写真測量法を用いた較正システムなどの実験装置を担当することなどが明記されています。覚書の締結はリモートで行われ、KEKの山内正則機構長とヴィクトリア大学のFraser Hof 研究推進副部長がそれぞれ、2022年11月上旬までに署名しました。カナダからは、ヴィクトリア大学のほか、ブリティッシュ コロンビア工科大学、ウィニペグ大学、レジーナ大学、TRIUMF、ヨーク大学、カールトン大学が参加しています。

記事をシェア

Newsの一覧に戻る