大学院進学を目指す学生の皆さんへ

スーパーカミオカンデ装置は世界最大のニュートリノ・陽子崩壊実験です。 これまで大気ニュートリノ振動の発見、太陽ニュートリノ振動の発見、 そして加速器ニュートリノを用いた第三の振動モードの発見など、 素粒子描像の変革をもたらす大きな成果をあげてきました。 これらの成果は、ニュートリノが電子の100万分の1以下という桁違いに 小さな質量を持つ事、またその微小質量を生み出す 大統一理論の存在を示唆していると考えられています。
一方で大統一理論の証拠を直接とらえることを目的に、スーパーカミオカンデでは 陽子の崩壊する現象を探し続けて来ています。理論の予言する領域に入り、 いつ陽子崩壊が見つかってもおかしくないところにきています。

クォークとレプトンの統一は存在するのか、素粒子の力の大統一は存在するのか、 存在した場合どの様な対称性を持つのか、 ニュートリノの微小な質量はどのような機構で生まれるのか、クォークや レプトンの混合はどう説明できるのか、 宇宙の反物質が消えたこととニュートリノの性質の因果関係等々、 本当にたくさんの疑問が将来の研究課題として残されています。

私は今後、以下の研究を重点的に行っていきたいと考えています。


1、大強度加速器による大強度ニュートリノビームを用いたT2Kニュートリノ振動実験(T2K実験)。

2、陽子崩壊の探索による、大統一理論の検証。

3、大気ニュートリノの精密研究。特に未決定の質量階層性の研究。

4、次世代実験装置ハイパーカミオカンデ実験の実現を目指した、開発とグランドデザイン作成。


本研究室ではこのような宇宙と素粒子の研究に興味のある大学院学生の皆さんを 歓迎します。


私の所属する東京大学宇宙線研究所の、学生向けの案内ページはこちらにあります。
研究所ページ

神岡宇宙素粒子研究施設の案内ページはこちら。
施設ページ


その他質問等あれば気軽に問い合わせてください。実験施設の見学も歓迎します。


塩澤 眞人
masato@icrr.u-tokyo.ac.jp
電話 0578-85-9611


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