実験代表者挨拶

皆さん、XMASS実験のホームページにようこそ。XMASS実験とは、宇宙に存在する「物質」の約7-8割を占めるといわれる正体不明の暗黒物質(ダークマター)を直接観測しようという実験のことです。XMASSは元々の目的は、キセノンを使った総合的な低バックグラウンド・低敷居値実験として、低エネルギー太陽ニュートリノ、2重ベータ崩壊そして暗黒物質探索用の検出器として考えられました。最初の段階として、小規模実験としても可能な暗黒物質探索の実験に狙いを定めました。

 

暗黒物質探索は、重要なテーマで、国際的にも激しい競争が行われています。我々はこの実験で、暗黒物質の直接検出(発見)を目指しています。現在まで、どの実験からも万人を納得させるような直接検出の証拠は得られていません。WIMPsといわれる暗黒物質の候補だけでなく、もっと広い候補にも感度をもった実験が必要です。XMASSの特徴の一つは、こうした広い範囲の探索が可能であるということです。

 

測定器のバックグラウンドを削減する工夫を施して、XMASSは、2013年11月からデータ収集を再開しました。

 

平成26年5月

XMASS実験代表者

鈴木 洋一郎