K2K実験の最終結果

2005年7月2日、スウェーデンのウプサラで開かれた「XXII International Symposium on Lepton-Photon Interactions at High Energy」において、つくば−神岡間長基線ニュートリノ振動実験(K2K実験)の1999年〜2004年の全データを用いた最終結果が発表されました。

実験では0.922x1020個の陽子によって作られたニュートリノを前置検出器と遠方検出器であるスーパーカミオカンデで観測し、スーパーカミオカンデで観測されるニュートリノ振動無しでの予想値155.9事象に対し、112個のニュートリノ事象を観測しました。また、スーパーカミオカンデでのエネルギースペクトラムの歪みの解析と総合して、「大気ニュートリノのニュートリノ振動と一致するニュートリノ振動を検証」 したと発表しました。

スーパーカミオカンデで得られたK2Kニュートリノのうち、1ring, mu-like事象の再構成されたニュートリノエネルギー分布。黒丸が実験データ、青いヒストグラムはニュートリノ振動が無いとした場合、赤がニュートリノ振動を仮定した場合のモンテカルロ予想値。

revised on 2005/07/12 webmaster@suketto.icrr.u-tokyo.ac.jp