EGADS実験装置の本格稼働

2013年10月16日

EGADSとはEvaluating Gadolinium's Action on Detector Systemsの略であり、将来スーパーカミオカンデに0.1%のガドリニウムを溶解させ、反電子ニュートリノの物理を展開させる計画(GADZOOKS!計画)に向けた開発研究プロジェクトであります。
ガドリニウム(Gd)は中性子の吸収断面積が非常に大きい物質であり、かつ吸収後に総計8MeVのガンマ線を放出します。そのためGdを添加することによって、水チェレンコフ検出器においても中性子をひとつひとつの事象として検出することができるようになります。
過去に宇宙のいたるところでおきた超新星爆発からのニュートリノが宇宙空間に大量に漂っています。SKにGdを投入することにより、過去の星の爆発によってできたニュートリノを探索することで、過去の超新星爆発(つまり、大質量星)の歴史を探ることができます。
EGADS実験はSKにGdを投入する試験をおこなう実験です。この実験場所は神岡坑内のSKタンクから約50mのところにあります。タンクは長径6.5m、高さ6.2m、中に240本の光電子増倍管を取り付けられ、200トンの水が入れます。SKタンクのミニサイズ版です。
今年8月中旬タンク内に光電子増倍管の取り付けが終了しました。現在超純水を入れ、その次はキャリブレーション実験を行い、最後にGdをタンク内に投入してEGADS実験の本番にはいります。


光電子増倍管を取り付ける作業中の写真

 

 
#
#

 

神岡施設トップへ