ニュートリノ天文台・カミオカンデ

超新星ニュートリノの検出

超新星爆発は太陽よりも重い恒星がその一生を終えるときに起こす大爆発である。爆発の際、太陽の45億年分のエネルギーのさらに1000倍という天文学的なエネルギーを放出する(上図右:爆発前、上図左爆発後)。エネルギーの99%は約10秒間にニュートリノとして放出される。
1987年2月23日、カミオカンデは大マゼラン星雲で起きた超新星爆発に伴うニュートリノ11例を世界で始めて観測に成功した(下図)。ニュートリノ天文学の幕開けである。
 
   

太陽ニュートリノの検出

太陽はその内部の核融合反応によって輝いていて、さまざまな反応のプロセスでニュートリノが生成される。この太陽ニュートリノを観測することは、太陽中心部での核融合反応を知るうえで非常に重要である(上図)。カミオカンデでは太陽と事象の方向から太陽ニュートリノを特定でき、観測された強度は理論予想の約半分であることを示した(下図)。この問題はスーパーカミオカンデに引き継がれ、2001年にはカナダのSNO実験と合わせて、ニュートリノが振動している証拠が示された。
 

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revised on 2002/10/25 webmaster@suketto.icrr.u-tokyo.ac.jp